今回は英語教材の老舗、ヒアリングマラソンで有名なアルクからリリースされたTalking Marathon®(トーキングマラソン)を試してみましたのでレビューしたいと思います。
ところでこのトーキングマラソンというアプリですが、結論から言うと効果が期待できるアプリです。
- 特に日常英会話をできるだけスムーズにできるようになりたい。
- しかも出来るだけコスパの高い手段で日本にいながらにして「ネイティブと普通に話せる」ようになりたい。
と願っている人に特におすすめです。
基本が自習アプリですから、英会話スクールとか話す時間が少なすぎると感じている人、逆にちょっと気恥ずかしいという方にもよいと思います。
料金については後ほどふれますが、英会話教室に通うことや、英語圏に留学することを考えたらとても安価に英会話スキルを習得できます。
これからその理由についてもレビューに加え紹介していきます。もしあなたにもあてはまるようでしたらぜひ本文をチェックしてみてください。
あるいは、取りあえずどんなものかすぐに試したいということであれば体験トレーニングを申し込んでください。今なら14日間の無料体験特典がありますので安心してトライできますよ。

レビューの前に
さて、レビューですが、まず英語学習、とりわけ英会話スキルの習得についてもっとも本質的なことからまずお話しさせてください。
英会話は話した分だけ上手くなります。
当たり前すぎでしょうか?
でもだからこそ本質だと思われませんか?
留学や海外生活が無駄だということではなく、どこにいようが英語を話さなければ英語は上手くならない。
逆に英語は話せば話すほど確実に上手くなっていくということでもあります。
たしかに日本で普通に生活していれば英語で話す機会はほぼないでしょう。たとえばアメリカにいればどこに行っても英語が必要ですよね。その差は歴然です。しかし英語圏にいても話さなければ自然と上達するかというと必ずしもそうではありません。
実際、アメリカに何年も住んでいる非ネイティブで英語があまり話せない人をみてきました。
数年間アメリカにいたのにほとんど話せない駐在妻や短期留学生などよくある話です。いきなりネイティブの話の輪には入れないですし、ある程度仕方ないというのも正直あります。
ですが、英語を話さないのであれば(能力とか才能とか関係なく)それは結局話せないという結果になります。きつい言い方に感じたらもうしわけありません。でもこれはある意味当然なのです。
長くなりましたが、要は英会話は練習次第ということです。どこにいてもそれは変わらない。どれだけ「話したか」が重要ということです。
つまりそれは日本にいても英会話スキルは学べる、ということでもあるのです。
後ほど詳しく触れますが、トーキングマラソンであれば、
- ネイティブが良く使う会話例文を素材に会話の練習がし放題。
- AI(自動)認識で、自分の発音の評価も瞬時に。
- スマホだからていつでもどこでもスキマ時間に練習できる。
このようなアドバンテージを活かせば十分に日常英会話スキルを身につけることができるでしょう。オンライン英会話をやられている方であれば絶好の練習になりますよね。
後述しますが、英会話スクール(オンでもオフでも)って「本番」です。本番の前には練習とかリハーサルが必要です。
それに打ってつけなのがトーキングマラソン。ちなみにこのアプリを使った場合の平均的な発話量は月に7,500語。英会話スクール(※週1回45分 5人1グループの場合)と比較すると、約20倍!までになるそうです。

英語の発話量・・・足りてますか?
ところで、ここまで読んでいただいたあなたにひとつ質問させてください。
「英会話教室やオンライン英会話の続けているけど『英会話』が思ったよりぜんぜん上手くなっている気がしない」・・・そんなことはないですか?
もしYESであれば、その一番の原因はけっこう単純なことかもしれません。
何が言いたいのかというと、しつこいようですが、それって単に発話量が圧倒的に足りていないのでは?ということなんです。
継続的に学習して英会話に臨む。これが悪いわけではもちろんありません。ただ英会話の場合、例えばスポーツと比べると、一つの重要なステップが抜けていることが多いのです。
例えば、
①ルールや基本を学習 ⇒ ②(練習=自主トレ)⇒ ➂試合
というパターンが基本だと思います。
ですが、英会話ってややもすれば
①学習 ⇒ ➂試合(ネイティブと英会話)みたいになりがちではないですか?
試合をガンガン重ねて上手くなるっていうのもあるとは思いますが、初心者や特に英会話の場合は恥ずかしがり屋さんタイプにはちょっとツライかもしれません。
やっぱり練習、それも自主トレができればいいのに・・・と思います。
でも練習の対象が「英会話」となると現実的には難しい。会話は独りでできないですからね。練習相手が必要です。
だからやっぱり①⇒➂というパターンになってしまいがちなのですが、この問題を解決するのが、今回紹介したいアルクのTalking Marathon® (トーキングマラソン)- スマホ英語自主トレアプリです。
トーキングマラソンの特徴を簡単にまとめると以下のとおり
- スマホで日常英会話の瞬発力を鍛える
- スマホだから時間と場所の制約なし(自分のペースで一日5分から)
- 独りでもできる「発話のトレーニング」
- アルクの「キクタン英会話」頻出520フレーズ
- 音声認識エンジンがすばやくあなたの英語を評価
いかがでしょうか?
これなら私たちの英会話に足りない発話量を増やせそうな気がしませんか?
留学や海外生活をすることに比べて日本にいるとどうしても不足するのが会話の機会。
考えてみればこれって当たり前のことですが、この問題がクリアできます。しかもアプリの開発が英会話一筋のアルクですからね。コンテンツの品質は折り紙付きです。
問題はアプリのプログラム内容。
どんな仕掛けや仕組みで会話(発話)の練習ができのか?使いやすいか?モチベーションはあがるか(つまり続けられそうか)?初心者にもおすすめか?というような点です。
料金は、税別月額3,980円のサブスク。高いか、安いか?これは、見込める効果によって見方は変わりますよね?自分の英語の課題や目標によるし、実際に試してみないとわからないところです。
ですので、実際にこのトーキングマラソンを試してみることにしました。やっぱり何事もやってみないことにはわかりませんからね。
14日間無料体験 トーキングマラソン
Talking Marathon®(ト―キングマラソン)のレビュー
練習の流れ

まず簡単に練習の流れを説明します。
プラクティスは1. RUN ⇒ 2.WORK OUT ⇒ 3.RUN AGAINの3つのステップで行います。
まず劇のシチュエーションが簡単に示されて、スタートボタンを押すとスキット(セリフ)が始まります(RUN)。自動でスキットが出題されます。何も選ぶ必要がないのですぐに始められて、結果もすぐにわかるようになっています。
AIの女性が英語で話しかけてきますので、あなたは6秒以内に英語で応えるという流れ。あなたの答えをAIが瞬時に判断して、Good やExcellentといった評価を出してきます。
練習の結果に応じて、セリフのバリエーションや間違った回答を再度復習します。これらも全て自動的に進行しますので、流れに沿って学習していけばOKです(WORK OUT)。
練習が終了したら再度同じスキットをやって終了です(RUN AGAIN)。1スキットの合計発話時間は約5分間程度です。
トレーニングのポイントは以下のとおり。

アプリの評価(使いやすさ)
3つのステップを進めるだけですので、使い勝手は超カンタンです。テキストを用意する必要もないし、練習は1回5分程度で終わるからいつでもできますよね。
ちょっと時間があったらメールやSNSをチェックする前にレッスンをやっちゃう。レッスンのご褒美にSNSチェックというのも良さそう!と思いました。
習慣化が大事ですので、SNSの習慣に「乗っかる」というのも手ですね。一日に何回もレッスンできそうです。レッスンの結果をシェアするとかも張りになるかなとも。

モチベーションを高める仕組み
AIの音声認識は悪くないと思いました。時間以内(6秒)に正解するとExcellent!とでますのでちょっとした「やった!」感があります。
一方で自分の話した文章の構成が模範解答と大きく違うと(たとえ意味的にも表現的にも完璧でも)Excellentとして認識されません。これは正直ちょっと残念ですが、今の技術で仕方がない部分でもあります。
それでも近い表現であればそれなりに評価されるということと、アルクがおすすめする自然なネイティブ表現をこの機会に学べる、と考えれば納得のいく範囲でしょうか。このあたりは個人の感覚というところですのでぜひ実際に試してほしいと思います。

良い点、残念な点のまとめ
良い点
教材を用意する必要もなく気楽にできるのがいいですね。
AIが自分の弱点に合わせてスキットを用意してくれるのでとにかく目の前の課題に集中することができます。スキットのありがちなシチュエーション設定や自然なフレージングはさすがアルクといったところでしょう。
一回のスキットも短いので「終わらせた」満足感がこまめにあるのもモチベーションの維持に役立ちます。これくらい細かく1セットを完了できるほうが絶対に長続きすると思いました。

残念な点
英会話のレベル設定がないこと。
AIの質問にすぐに応えられないのは問題ではありませんが、答えが示されて「あぁ!なるほど」とならず「???」となるようでしたら、このアプリは早いかもしれません。基本的な語彙や文法の知識がまだ十分でない可能性があります。
そんな時は英語で書かれた初心者向き文法の参考書であるグラマーインユース(Grammar in Use)がおすすめ。ここで基礎的な知識と練習をしてからの方が効果的です。
またシチュエーションがカジュアルなシーンに限定されています(いわゆる日常英会話)ですので、上級者やビジネスでの英会話シーンを想定している場合は、残念ながら期待外れになるかもしれません。
使ってみて気づいたこと(体験メモ)
- 購入の手続きはするけれど、無料体験(2週間)終了まで課金されないので安心
- スキットが自動的に選択されるのは面倒がなくてよい。
- 1スキットで3分ー朝・昼・晩の3回やっても負担にならない。
- 新しい表現もあるし、1回では覚えられないから適度の頻度で繰り返しできるのはうれしい。
- AIの評価が出るけれど、表現が違ったためか、発音が悪かったのか不明(後で100%になったので表現が違ったためだと判明)
- 同じ意味の表現はいくつもあるのであまり点数にこだわる必要はないが、一度モデルスキットが示されてからは発音のチェックに使える(要は表現がコピーされているのに100%にならないのは発音に問題がある)。
- 自動的に復習スキットが送られてくるのは便利
- 初めは1日1スキットに制限する(約5分)したほうがよさそう。
- 最初の一か月は一日一時間以内の学習が推薦されているのは納得
- 新しいスキットを次から次へやるよりも同じスキットを繰り返しやるほうがよい?
- 毎日配信されてくるスキットに集中するだけでいいのがよい。
- 会話中の返答で当然答えは一つではないが、まったく同じ答え出ないと「Excellent」にならないのが残念ではある(まだ技術的に難しいか)。
- 音声認識の精度は厳しいものではないと思うが、通じることを主眼に置けばこれくらいでよいかもしれない(あまり厳しいとモチベーションが下がるし)。
- やっぱりテキストもいらない、すぐに練習を始められるのはスマホの利点。
- 隙間時間を利用して利点を生かし切りたい。
14日間無料体験 トーキングマラソン
他のトーキングマラソン経験者の評判は?
ここで他の体験者の方の評判もチェックしてみましょう。Twitterからいくつかピックアップしてみましたのでみてみてください。
まとめ
最後にトーキングマラソンをまとめます。
トーキングマラソンは
- 思ったことがすぐ英語で出てこない
- ネイティブの会話の輪に入っていけない
- 英会話教室で、恥ずかしい、気後れする
- 上手くなってるのか実感が持てない
- もっと自由に会話を楽しめたら・・・
こんな悩みを解決するためのアプリです。
肩ひじ張らずにスキマ時間を上手に使ってとにかく頻繁に英語に接するためのアプリ。
英語を聴いて、英語で考えて、英語で話す。
少ない時間でも積み上げることで思いがけず英語脳が育っていきます。
英語の感覚を忘れないうちに叩き込んでいくのが育てるコツだと思ってまずはトライしてみてほしいと思います。
Thank you for reading the article. Have a great day!
14日間無料体験 トーキングマラソン