導入チャンク⓬ “I need to“
今回のチャンクは、I need to →(わたしはしなければ)です。
わたしは〇〇しなきゃ!と思ったらこのチャンクです。何かをいなければならない、何かする必要がある状況だったらこれです。
まず「(わたしは)しなくては!」と宣言して、「何を?」(コンテンツチャンク)につなげていきます。
Sentence Structure
導入チャンク+コンテンツチャンク+追加コンテンツをつなげた例
和訳すると「9月に試験を受けないとな」という意味になりますが、実際に文を作る場合は、以下のような語順でチャンク(意味のかたまり)を配置します。
[ ❶わたしはしなければ][ ❷受ける/ 試験を][ ❸9月に]
まずはメッセージの目的です。自分のために「しなければ!必要だ」と思ったらこの need to です。
[❶ 導入でメッセージの目的を宣言]+ [❷ 伝えたいメインの内容]+ [❸ 時や場所などの補足情報]- いつものパターンの構成ですね。
何かを誰かにしてもらう「必要がある」場合は、例えば[❶ I need “you” to ]という形にして「あなたしてもらう必要がある」と宣言します。
後は、肯定文と同じ❷と❸を続けます。「あなたには9月にテストを受けてもらわないといけない」となりますね。[❶ I want you to ]と構成は同じで、意味も似たところがありますが、need you の場合は「あなたにはその必要性があります」ということで、ある種の強制力があることがわかりますよね。
[❶ I need you to] + [❷ take a test ] + [❸ in September]
Need to について
Have to とほぼ同じように使われますが、Need to は、Have to に持つ外部要因によっる「必要性」ではなく、あくまでも自分の目標のために何かする必要がある時などに使います。
Must の持つ、これしかない!といった「ひっ迫性」もないですから、気軽に使うことができる、この3つの似たような用法の中で一番軽めの表現と言えますね。
I need + something
シンプルに I need + something であれば「○○が必要です!」ということですから、要求の表現としても使えますね。必要性を訴えるニュアンスがあるので、それほどストレートではないですが、want にも似たようなところがあります。丁寧にいくなら、would, could, may を使った表現が無難ですが、サービスを受けている時などでは問題なく使えます。
need-to-nowという形容詞のある
前述のように例えば、I need to know how to buy a ticket といった[ ❶ I need to ]+[❷ 動詞 + something ]の使い方が一般的なわけですが、一方で need-to-know として、形容詞として使う表現方法もあります。
It’s on a need-to-know basis (知る必要に応じて)のように使います。(-)をつなげて一つの単語=形容詞にしています。他にも以下のような例があります。
- need-to-know basics
- need-to-know danger
- need-to-know mission
ちょっと It’s a must!(絶対に必要!)に似た表現ですね。覚えておくと便利かもしれません。
Prosody Analysis

Pexels / Pixabay
発音のポイント
I nee’– ta / take-a test / in September
あぃにーた / ていか てすと / いん せぷてんばー
発音TIPS
音声変化 – d の脱落& t への連結
[I / need / to]の3音節ではなく、あたかも1音節[aineeta]のように。d は多くの場合で脱落して続く t と連結します。お決まりのパターンです。[あいにーた」ですね。3音節のイメージをアタマの中で持っていると聞き逃してしまう可能もありますから気を付けましょう。
音声変化 – 母音との連結
take a も「母音と連結」パターンでつながり、「ていか」になります。
音声変化 – to の場合
[ to ] は本当に厄介な変化球です。「トゥ」と発音されることもありますが、前の単語の音の影響を受けて[ ta ] になったり、[ da ] になったり [ na ] になったりします。基本はありますが、もちろん100%明確なルールはありません。状況や人(話者)によって違うこともあります。以下を参照してみてくださいね。
え?って思われたかも知れませんが、そう言うことなんですね。でも実際に、しかも超頻繁に使われているので仕方ないと言うか、無視できません。音声変化は自分が使わないにしても「認識」しておかなければ聞き取ることができません。まずは知っておかないと話になりません。”We need to know it” ですね。
参考YouTubeチャンネル: Prime English
Let’s give a try!
以下の3つを表現してみてください。英語発想の語順にしています。イメージを語順にしたがって変化させてください。
1. [わたしはしなければ][行く/その銀行に]
2. [ わたしにする必要がありますか?][記入する/何かの書類を][入国するために/米国に]
3. [わたしには必要][ビールが/ものすごく!]
前回のトライアルの作文例
関連記事
- 【英会話超初級者向け】英語は単純化・イメージ化から始めよう
- 【英会話超初級者向け】頻出チャンクを習得する – 話はそれから
- 【英会話超初級者向け】導入チャンク❶ “I wanna”
- 【英会話超初級者向け】導入チャンク❷ “I’m gonna“
- 【英会話超初級者向け】導入チャンク❸ “I’ll”
- 【英会話超初級者向け】導入チャンク❹ “Would you?”
- 【英会話超初級者向け】導入チャンク❺ “I’d like to”
- 【英会話超初級者向け】導入チャンク❻ “Would you mind?”
- 【英会話超初級者向け】導入チャンク❼ “Can I?”
- 【英会話超初級者向け】導入チャンク❽ “Could you?”
- 【英会話超初級者向け】導入チャンク❾ ”May I?
- 【英会話超初級者向け】導入チャンク➓ “You should“
- 【英会話超初級者向け】導入チャンク⓫“I have to“
参考記事:English for Everyoneで英語スピーキング力を飛躍
Thanks so much for reading the article
コメント