【英会話超初級者向け】導入チャンク❼ “Can I…?”

チャンクで英語思考
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導入チャンク❼ “Can I…?

今回のチャンクは、Can I →(私、できますか?)です。

何かをしたい時に使いますから、前回の I’d like to と似た表現です。同じように使えますがニュアンスの違いもあります。

ともかく、「何かをしたい。でもできるかな?」って思ったら1秒以内でこのチャンクを引き出してくださいね。

まず「(私が)したいことがあるけどできますか?」と宣言して、「何を?」(コンテンツチャンク)につなげていきます。

 

kən aɪ][
導入チャンク+コンテンツチャンク+追加コンテンツをつなげた例
[ ❶ Can I ] [ ❷ order ] [ ❸ now? ] 
音声ファイル: Can I order now?

Can I order now? について

[❶Can I]ですから[❶わたしにできますか?]とまずこのメッセージの目的を宣言します。続けて「何を」→[❷注文]と説明します。この時点で[わたしにできる?/注文を]になって主目的は達成です。さらに→[❸今]を加えて[わたしにできる?/注文を/今]とより内容を詳しく説明することができます。

例えば以下の例文のように、さらに追加情報を加えることもできます。

[❶Can I][❷walk][❸to the museum][❹where I can see Picasso’s paintings?]

わたしにできる?/歩くこと/美術館に/ピカソの絵が観れる場所

英語の語順に素直に従っていけば自然に出来上がっていきますよね。美術館は「場所」なので場所を説明する where をつなぎに入れて「以下でこの場所の説明をします」と宣言し →「ピカソの絵が観れる」にリンクさせます。

ここで肝心なのは英語の語順。絶対に戻らないことが大事です。英語は語順通りに理解していけばそれで良いです。話す時や書く時も同じ要領で配置していくだけです。そうすることで自ずと自然な表現になっていきます。

上記の例文のように英語の語順に従って配置した日本語(イメージ)でも意味はわかりますよね?「ピカソの絵を展示している美術館に徒歩で行けますか?」という風にセンテンス全部を完全に翻訳しなくても意味は伝わるかと思います。

繰り返しますが、英語は語順です。目的(結論)が先にきて、語順に従ってイメージやディテールを加えていきます。どんどん描写が詳細になっていきますが、結論が最後で変わることは決してありません。

一方、日本語は文章が終わるまで内容の真意がわかりません。最後のどんでん返しがある言語です。ですが、語順にはこだわりません。上の例のように品詞がバラバラに置かれても意味は通じます。

この優位点を活かしていけば英語の語順で簡単に意味を構築することができます。

慣れてくれば日本語を介さずにイメージや感情をダイレクトに英語で❶-❷-❸のチャンクに入れていけるようになります。イメージ→日本語から、イメージ→英語になるような感じです。

これがいわゆる英語思考であり、英語脳ということです。

 

発音のポイント

can-i / order / now?
けない / ーだぁ / ぅ?

今回のフレーズでまず注意したい点が Can I 。これは一般に言われているような「キャナイ」ではありません。むしろ[けない]とか[くない]です。

発音記号を見ても「キャ」の要素はありませんよね。[ k ] の発音は喉の奥で破裂する「くっ」です。これが「ない」につながります。前後の単語の干渉による「音声変化」もありません。

これは純粋に昔から現在に至るまで間違って認識されているカタカナ英語の典型です。もう一度ここで耳を澄ませて音声をファイルを聞いてみてください。[けない]って言っていませんか?

単純で良く使う単語だけに、カタカナで刷り込まれた音を修正するのはやっかいですが、ここで認識を変えれば新しい情報に上書きできます。

 

どなたか忘れてしまったのですが、発音の認識は「だまし絵」と同じだと言っていました。つまり、種明かしがされなければずっと絵は「見えない」。騙されっぱなしですが、しかし、一度トリックがわかって「絵が見える」とずっと今度はその絵が見えるようになる。発音もいっしょだと。まさにその通りだと思います。「認識」を変えないといつまでも聞こえてこないんですよね。

 

けない・けない・けない・・・数十回、しかも短く「(な) と (い)」がくっ付くぐらい短く「けない」を繰り返してみてくださいね。

もう一つ注意したいのが、 I can’t です。発音は、[あい けぇ〜ん(と)][ aɪ kænt ]になりますがこちらは「キャン」に近い音です。ただし「キャント」ではありませんので、そこだけ注意してください。最後の t は発音しない、Stop-T で終わります。以下のサイトが参考になりますのでチェックしてみてください。

参考YouTubeチャンネルRachel’s English

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TIPS

Can のコアイメージは3つ。「依頼」「能力」「許可」です。

前回で取りあげた Will / Would にも「依頼」のイメージがあるので混同しやすいですが、違いは難しくありません。

Will / Would には、「意思」にイメージがあるとお伝えしましたが、Can あるいは次回で説明する Could には、話し手の強い依頼の意思はなく、できるかどうか都合を聞くような依頼のイメージです。

  • Will you do that? 「それをやってくれますか?」
  • Can you do that? 「それをやってもらえますか?」

WouldCould はそれぞれの丁寧な表現です。

もともと話し手の依頼の意思が強いことから Will you は命令調のニュアンスがあります。通常は、Would を使って依頼した方が「やってくれませんか?」ぐらいに控えめになるので無難です。

Can は 相手の可能性に重点を置いていますので、Will に比べてもともと丁寧なニュアンスです。Could はさらに丁寧。Could you please do that? までいくと「それをしていただけないでしょうか。お願いします」ぐらいまで丁寧な依頼になります。

Can には他にも He can be available 「彼なら相手してもらえそうだ」のような「可能性」、I can drive a car in the U.S. 「わたしならアメリカで運転できますよ」のように「能力」、Can l try this on? 「これを試着してもいいですか?」のような「許可」を得たい時にも使えます。

3つのイメージを何度も使うことで場面に応じて瞬時に使えるようにしたいですね。

多様な使い方のできる Can ですから、基本的な動詞との組み合わせだけでも相当な表現ができます。句動詞(基本動詞と前置詞などを組み合わせて独特な意味合いやニュアンスをもたせる動詞の使い方)も含めたらものすごい表現力になります。

新しい語彙を覚えていくことも大事ですが、まずはこの基本を「使いこなす」ことを心がけたいです。句動詞については、簡単な単語の組わせ(例:get up)ですが、それこそ数えきれないほどあります。全部暗記とか・・・ちょっと気が遠くなります。そんな時にも動詞や前置詞のそれぞれのコアのイメージをつかんでおくと理解の助けになります。

参考記事【英語上達のヒント】前置詞と句動詞で強化する英語イメージ力

 

Let’s give a try!

以下の3つを表現してみてください。
  1. メニューをもう一度見せてもらえますか?
  2. 携帯が使えませんね。
  3. 明日、朝起こしてもらえるかな?
答えは一つじゃありません。できるだけシンプルに。テーマのフレーズを使わないのもOKです!スピード優先で思い浮かんだイメージの塊を英語にして並べていく感じです。
* 何が一番はじめに思い浮かびましたか?
〔何?どこ?誰?どうやって?なぜ?あなたは?わたしは?それは?〕
* 伝えたいことの本質は何ですか?
〔疑問、欲求、頼みごと、お誘い、決意、承諾、拒否、感謝、謝罪・・・〕
* いつのことについての話ですか?
〔いつものこと、今やっていること、過去、未来〕

 

前回のトライアルの作文例
1. ちょっとだけ移動してもらえませんか? Would you mind moving a little bit?
2. ここで待っていてもらえませんか? Would you mind waiting here for a while?
3. 後で電話してくれませんか? Would you mind calling me later?

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参考記事English for Everyoneで英語スピーキング力を飛躍

 

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