【ITエンジニア】こそ英語を身につけるべき3つの理由

ITエンジニアと英語
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ITエンジニアこそ英語をスキルとして身につけるべき3つの理由

ITエンジニアにとって英語は必要なスキルか否か。

結論から言えば、明らかに必要なスキル。

もっと言うと、あるとないでは同じITスキルでも雲泥の差が将来出る可能性が強いです。

今回は、ITエンジニアこそが英語のスキルをつけた方が絶対トク!

その理由3点についてお伝えしていきます。

英語を身につけたほうが絶対良い3つの理由

日本では理系で英語も得意な人は少ないと言われることもあるようですが、

あなたはどうでしょうか?

苦手だな、ともし思っているなら、それは昔の受験勉強の時の影響とか、単なる思い込みかもしれません。むしろ、英語については何も知らない、白紙にイメージを戻して、英語について考えてみると良いかも知れません。

受験勉強や学校の英語の授業に登場する「英語」と実践スキルとしての「英語」は、似て非なるものと言って良いかと思います。

なぜ、こんなしつこく英語を身につけた方が良い!というかと言いますと、それはITエンジニアが英語スキルを身につけたら・・・それこそ鬼に金棒だからです。

ITエンジニアにとって英語は大きな武器になります。

例えばエンジニアAとBがだいたい同じような専門スキルがあるとして、Aは英語ができる、Bはできない。この際、「できる」レベルについての細かい尺度は一旦おいて、自己申告レベルとしましょう。

この場合、どちらがエンジニアとしての活躍の機会が多いでしょうか?

どちらが上流工程をまかされるでしょうか?

どちらの方が収入が高くなるでしょうか?

下のデータは求人情報のdodaのものですが、このデータから如何にIT業界が「英語力」人材を求めているか、その一端が見えます。

〔採用条件として「英語力」をあげている企業求人の割合〕

IT関連企業社内SE
上級英語力を求めている9.2%20%
中級英語力を求めている8.4%18%
初級英語力を求めている1.4%2%
合計19%40%

(『2013年doda求人調べ』より作成)1

IT関連企業で19%、社内SEでは実に40%もの企業が「英語力」を持ったエンジニアを必要としています。dodaによるとその傾向はまずます強くなっているとのこと。さらにこのデータについてこうも伝えています。

後者の社内SEの方が英語力を求める求人の割合が多い理由は、IT関連企業が主に日本国内を対象にビジネスを展開しているのに対して、社内SEの求人を出しているのは事業会社でグローバル企業や海外展開をしている企業の割合が多いからです。ただでさえ競争率が高い社内SEですが、もし英語力がゼロのエンジニアの場合、実に40%の求人に応募できなくなってしまうわけです2

もちろんこのデータが全てではないですが、概ねこのような求人傾向がIT業界にあることは間違いないようです。また、技術力の高いエンジニアほど英語力も高い傾向にあると言います。

なぜそうなのか?

その理由は、「なぜITエンジニアが英語スキルを身につけるべきなのか」の理由でもあります。

理由❶ 英語のドキュメントにアクセスできる

英語のドキュメントにアクセスできるということはITエンジニアにとって大切ですよね?

だってこの業界の最新情報は主にアメリカ発、そうでなくてもかならず英語で発信されますから。この情報を先に得るということは、それだけで日本人エンジニアの大半より先んじることになる。そしてこの情報格差が技術力の格差につながっていく・・・そういう具合ではないでしょうか。

これが、先に挙げたデキルエンジニアほど英語もデキル理由のひとつでしょう。

理由❷ プログラミングの学習ソースが広がる

英語で情報収集できるということは、最新のプログラミングの学習ソースにアクセスできるということ、しかも莫大にその量が多い。英語のプログラミング情報の量は、日本語のプログラミング情報の比ではありません。試しにGoogleで「programming」と打つと約 494,000,000 件 ヒットします。「プログラミング」ではどうしょうか。約 53,200,000 件です。この「差」がすなわち情報格差です。WEBだけでなく、書籍や文献も良質のものが早く出ますから有利に決まっていますね。

理由❸ 機会と活躍の場が広がる

英語ができることでさらに何がもたらされるでしょうか。

グローバルな情報が技術力をあげ、さらに英語でコミュニケーションが取れることによって一気に機会と活躍のステージが広がります。

上流工程や海外案件に携わる、フリーランスになる、起業する、海外に活躍の場を移すなどどんどん広がります。英語をスキルとして身につけることで、情報格差⇒技術格差⇒最終的に収入格差へとつながる連鎖の中で有利な側に身を置くということになります。

このベネフィットは、あなたとあなたの家族の将来をより確実性の高いものに変え、心に平安をもたらし、夢と希望、そして幸せをもたらします。

ちょっと言い過ぎでしょうか?

私はそうは思いません。

エンジニアが英語スキルをつけるということはそれくらいのインパクトを秘めていると思うのです。

要英語スキル求人案件の具体例

ここで実際どんな【要英語力】求人案件がリアルにあるのか紹介します。

フォスターフリーランスというフリーランス専門のエージェントの案件ですが、東証一部上場の豆蔵ホールディングスのグループ企業としての信頼 、優良案件が常時5,000件以上(非公開案件含む) 、20年の実績といった会社です。詳しくは公式サイトでチェックしてみてください。

公式サイト:【フォスターフリーランス】

【英語必須】外資系企業BI導入支援,英語

月額報酬:118~135万円 勤務地:東京都 五反田 就業形態:フリーランス

案件概要:

外資系企業日本支社へのBI導入における要件定義~プロジェクトの推進を行います。

・各部門からの要件取り纏め
・海外技術部隊との連携
が主なタスクとなります。

<基本時間>
10:00~19:00
<服装>
オフィスカジュアル
<精算>
あり(精算条件は交渉可能です。ご提示ください)
<打合せ>
1回(英語スキルチェックも行います)

期間:即日 ~ 長期
言語・分野:その他
必須スキル・経験:BI導入プロジェクトにおける上流工程の経験・英語スキル(会話・読み・書き)
歓迎するスキル・経験:英語を常用する必要のあるプロジェクトへの参加経験
案件の特徴:長期案件(6ヶ月~)/ 私服OK / 10時開始 / 英語を活かせる

【英語,コンサル】海外企業日本進出における顧客サービス構築
月額報酬:100~117万円 勤務地:東京都 23区内 就業形態:フリーランス

案件概要:
先鋭的なFintechベンチャーが本国で展開しているサービスを日本国内で展開します。そのサービス開始に伴い、顧客サポート体制の構築を進める支援を行います。
・既存ポリシーの日本へのローカライズ
・問合せに関する内容の分析
・顧客サポートの方針/業務プロセスの設計
・体制構築など

弊社上位会社プロパーがプロジェクトの統括/リードを行いますが、主体的に動いていただきたいポジションです。

期間:即日 ~ 長期
言語・分野:ITコンサル、その他
必須スキル・経験:
・英語圏の企業に対するコンサルティング経験
・英語/日本語でのコミュニケーション
・英語力(目安としてはTOEIC850点以上)
・課題抽出/解決力
・ドキュメント作成力
歓迎するスキル・経験:必須スキル・経験が豊富であること。
案件の特: 長期案件(6ヶ月~))/ 英語を活かせる

【Java】性能チューニング・アーキテクト・スペシャリスト
月額報酬:100~117万円 勤務地:東京都 豊洲他 就業形態:フリーランス

案件概要:
大手SI会社様のシステム開発・運用における、性能に関わるあらゆるリスク・課題・問題を解決していただける方をお探ししております。

■金額
基本時給でお願いをさせて頂きたいです。
※掲載金額は160時間換算の月給、スキル見合いです。

■打合せ
1回※場合によっては2回

■その他
<基本時間>
9時半~18時

■場所
豊洲、または東京都内
※携わって頂く案件次第では、クライアント様先に行く可能性もあります。ご希望があれば事前に先方へお伝えをさせて頂きます。

■期間
随時~中・長期予定
期間:即日 ~ 長期
言語・分野:Java、アーキテクト、その他
必須スキル・経験:
・リーダー経験がある(スケジュール管理や課題管理、他チームやお客様との調整が出来る)
・何かしらの抜きん出た経験や技術のあるスペシャリストの方
・性能チューニング/性能改善の経験(SQLやミドルのチューニングなど)
歓迎するスキル・経験:
・性能要件を定義した経験、性能設計、性能試験の実施・問題解析の経験
・JAVAアーキテクトの経験
・英語力がある方
案件の特徴:長期案件(6ヶ月~)/ 大手企業 / 英語を活かせる

で、英語をどうする?という問題

ここまでをまとめると、英語スキルを実装することで、エンジニアであるあなたは大きく人生を展開させることができる、やらないと損じゃないですか?ということが言いたいわけです。

IT業界にいるあなたは幸運だと思います。これからも伸びていく業界だと思いますし、無限の可能性を秘めています。

ただし、当然のことながら競争も激しい業界でしょう。

グローバルにチャンスがあるということは、グローバルな競争にさらされているということでもあります。

問題は、あなたがチャンスと脅威のどちら側に立つか、ということですよね?

英語のスキルをつけるということは、あなたをチャンスの側に立たせるキーファクターになりうると言えないでしょうか?

英語・・・と言っても色々なレベルがあり、用途があります。

あなたは優れたエンジニアです。

何もネイティブのようにペラペラに英語が話せる必要はありません。

英語による専門情報を読み解く力、コミュニケーションとして英語を操ってあなたの専門知識を披露するだけの力があればいいわけです。

これを目標にする。

それであればあなたが思っているより大変なことではないかも知れません。

あなたの良く知る専門分野で英語を使うことは、パーティで隣の人とカリフォルニアワインについて話したり、トランプ政権の今後について意見を述べるよりも遥かに簡単です。

で、次に具体的にどうするかです。

あなたは英語に苦手意識を持っている。英語の実力は定かではないが、大学受験以来英語の勉強はしていない。とりあえず何から始めて良いかわからない。まずはTOEICの勉強だろうか・・・

例えばこれくらいの想定をスタート地点とした場合をみてみましょう。

どれだけ早く実践ビジネスレベル(中級)に持っていけるでしょうか。

まったくの初心者にとって一番の近道は、コーチングサービスを利用する事です。

学び方もわからない初心者の場合、無駄な勉強をしがちです。

自分の実力も目指す地点の実力もイメージできない場合、プロに導いてもらうのが一番ストレスなく前に進むことができます。

費用はオンライン英会話スクールやテキストなどを買って独学することに比べて高いと感じるかも知れませんが、ちゃんとした志を持ってコーチの指示に従った場合の目標達成の確率はそれらの比ではありません。

初心者はまずインプットが大事です。

日本人の多くが誤解していますが、普通の教育を受けた日本人のケースでは、多くの人が英会話を練習するレベルに達していません。基礎的な英語力(インプット)が無さ過ぎて、会話が成立しないのです。英語の音に対する知識が足りない、語彙が足りない、文法的知識が足りない、つまり圧倒的に知識が足りないんです。

でも、だからといって悪いことばかりでもないです。

ちょっと矛盾するようなことを言いますが、超初心者の場合ですが、この基礎的な知識すら忘れている状態が逆にメリットになります。何も知らない、忘れているからこそ、まっさらな状態で正しい方法で正しい知識を入れていきやすいのです。これは間違った情報を刷り込んでいることに比べたら利点です。情報を消去する作業が必要ないわけすから。

くろねこ
くろねこ

実は、私自身がそうでした。

中学まではそこそそこ英語はOKでしたが、高校で一気に挫折、完全に興味を失っていました。

それを高校卒業してから一気に空白の数年分を埋めようというのですから大変です。でも、語学学校に入ってしばらくして気づいたのです。あまりにも知識がないことがかえって幸いだったということを。

何も知らないからあまり疑問に思わず、どんどん吸収することができたのです。文法の知識などほぼゼロだったと思います。TOEFL(TOEICでははなく)を受けていたのですが、初めはこんな点数あるのか?っていうくらい超低得点だったと思います。白紙で出してもそんなに変わらなかったとぐらいと言えばおわかりでしょうか。その文字通りゼロ状態から、1年くらいでアメリカの大学に入学許可されるくらいまで達したのですから、「正しいやり方」というのは大切なのですね。

コーチングスクールであれば、あなたの実力と要望にそった最適なカリキュラムを作ってもらえます。基本的にあなたのやることは、目の前に差し出された課題をこなしていくことです。

毎日の学習スケジュールやタスクの管理、あなたの弱点や課題の抽出はコーチ(コンサルタント)の役目です。

したがって学習のやり方に悩んだり、どこが悪いのかわからない、といった問題から解放されます。回り道や無駄な足踏みをする事なく目標を目指せるということなのです。

さてその目標ですが、どれくらいを目指せば良いでしょうか。

例えば、

・基礎に加え、IT、ビジネス関連のボキャブリーやフレーズを加える
・リーディングとリスニングに重点を置く
・同時にTOEIC550点を取る

これを2か月で達成する、というのはどうでしょうか?

さらにこの土台を基礎にして1年で650点を目指すなど。

どうでしょうか?不可能でしょうか?

費用もかかるし、勉強量はとても多いです。でなければ、短期間で目標を達成できないのです。

「英語に近道はない、でも遠回りをする必要はない」

これが、コーチングスクール全般に行きわたっている概念だと覚悟してください。

しかし、その代わりに、3つのかけがえのないものを手にすることができます。

・通常考えられないくらい短期間での目標の達成

・目標を達成したことによる自信

・時間の管理手法と勉強の習慣

〔英語学習コーチングのプログリット〕

初心者ITエンジニアにおすすめの英語コーチングスクールは、英語学習コンサルティング【PROGRIT(プログリット)】です。プログリットの特徴は徹底的なコーチングサービス。ちなみにプログリットでは英会話のレッスンは行いません。英語講師もいません。いるのはコンサルタントです。受講生ひとり一人に専属コンサルタントが付き、受講生のレベルと要望にそった完全オリジナルの最適学習プランを作成し、2か月という決められた期間内に目標の達成を受講生と共に目指します。プログリットであれば、実際に仕事で使いそうなシチュエーションを想定したプログラムが組めそうです。

〔ネイティブ講師のオンライン英会話〕

もし、あなたが中級者でアウトプットを中心に学習したいと言うことであれば、オンライン英会話がおすすめです。24時間オンライン英会話スクール EFイングリッシュライブはスウェーデン発の世界で580校の語学学校を運営する EF Education First が開発したオンライン英会話スクールですが、秀逸なカリキュラム、ネイティブ講師のレッスンにもかかわらず、その料金は破格と言ってよいおすすめのスクールです。職業別英語コース(ITもあります)やビジネス英語コース、TOEICコースもありますので興味を持って学べると思います。

〔ITエンジニア向けスマホアプリ+ネイティブコーチングのハイブリッド学習プログラム〕

忙しく定期的な勉強時間が取れず、必要だと思いつつこれまで英語をしっかりやるきっかけがなかったITエンジニアに打ってつけのアプリ(学習プラットフォーム)で実践英語を1日1題。着実に英語力を伸ばすなら、【 HiNative Trek 】 です。ビジネス英語、しかもIT業界に特化したアプリ+ネイティブ講師のコーチングが組み合わさったハイブリッドな学習プログラムです。スマホで完結するプログラムだから毎日の課題もスキマ時間を使ってできるので、「忙しい」が言い訳になっていたエンジニアにも無理なく英語学習習慣がつけられるように設計されています。

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まとめ

一度上昇気流に乗れば、思いもしなかった地点に連れて行ってもらえるものです。

初めの一歩、未知の一歩を踏み出すのは不安で重いですよね。

でも一度離陸したらすごい。すごい未来が待っています。

あなたは、英語だけがセールスポイントで生きているわけではないのです。

エンジニアとしての実力を持ったうえで英語という武器を手に入れようとしているわけです。

もう一度念のために言います。

あなたは優れたエンジニアです。

ですから、

何もネイティブのようにペラペラに英語が話せる必要はないのです。

コミュニケーションとして英語を操ってあなたの専門知識を披露するだけの力があればそれでまずはOKなのです。十分に強力です。

そして、それを身につけることは、あなたが思っているよりずっと簡単かも知れません。

ところで、

面白いのは英語もプログラミングもとても似てるところがあることです。

2つとも9割が挫折するということです。

プログラミングを習得してきたあなたならわかるはずです。

何が必要なのか?

まずはコミットメント。そして正しい順序で学ぶ。

中途半端にやらない。やる時は徹底的に集中して一定のレベルまで短期間で中級者への到達を目指す。

強く成功した時の姿をイメージして、まずは短期間で目標を定めて行動すること。

そして次の目標を決め、さらなる高みを目指していく。

そうではなかったでしょうか?

Thanks so much for reading the article!

適性検査LP

footnote

  1. 「ITエンジニアに英語力は必要か、本当のところを教えます」, doda, 2 July 2018, doda.jp/engineer/column/app/009.html.
  2. 「ITエンジニアに英語力は必要か、本当のところを教えます」, doda, 2 July 2018, doda.jp/engineer/column/app/009.html.

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